今日は中学生向けの練習で、上半身の動きをチェックする練習をしました。

フォームをチェックするにはチェックするポイントを定めて、正しい動きができているが確認することが最もわかりやすいと思います。

カヌーのフォームは「キャッチ」「ミドル」「フィニッシュ」と3つに分けることが多いのですが、「フィニッシュ」と「キャッチ」の2つの形を覚えると必然的に「ミドル」の動きがつなることから、この2点をしっかりチェックしてきます。「キャッチ」と「フィニッシュ」のどちらを始点にしてもいいのですが、「フィニッシュ」の方が形を作りやすいので、「フィニッシュ」→「キャッチ」→「フィニッシュ」で動きをつなげていくとフォームが作りやすいと思います。

本当に正しく分析する場合は選手の真横からカメラも並走して撮るべきですが、まずは目安なのでカメラの位置を固定した写真で比較します。

写真は「左側フィニッシュ」「右側キャッチ」「右側フィニッシュ」「左側キャッチ」の4枚あります。横にスライドすると写真が切り替わります。

「フィニッシュ=パドルが水平になったとき」のチェックポイント

  • しっかり体が捻転していて、肩が前後に大きく開く(フィニッシュで捻転が最大化)
  • パドルはおよそ肩の高さで平行になる
  • 前の手(押し手)がぼぼ前に伸び切る(完全に伸ばしても、完全に伸び切る手前でもどちらでもいいですが、腕が縮こまらないように)

「キャッチ=パドルが水に入る直前」のチェックポイント

  • 前の手(引き手)はフィニッシュで伸びた状態であること
  • 体の捻転もほぼフィニッシュの形のままであること(キャッチの時に捻転が戻らないように、肩が前後に開いたのままの形を維持する)
  • 後ろの手(押し手)がおよそ頭のあたりにあり、前に行き過ぎないこと(押し手が頭の横あたりあたりから大きく前に行かないようにする)

このように、「フィニッシュ」と「キャッチ」を選手がぞれぞれ確認することで、フォーム作っていきたいと思います。

なお、参考写真はフォームを意識しないように、あらかじめ撮影することを告げつに撮影しています。(撮影後にホームページに掲載することの承諾を快くいただいた新海コーチに感謝いたします)

それでは順に見ていきましょう。まずはアクセプトのコーチたちから。